『SR-02/03改造方法』~キック力UP キックプレート編~
2019.08.30
こんにちは!!
ミニロボSR-02/03のキック力UP 改造、キックプレート編を紹介します!!
ここでは、キックプレートの基本的な形と、注意してほしいことを紹介します。
この記事の最後には、キック機構豆知識(ちょっと大人向けです)も書いてあるので、
是非、最後まで見てください!!
まず、「キックプレート」を用意します。
注意!!:キックプレートの幅は、取り付けるロボットの幅に合わせよう!!
キックプレートの幅がロボットと合っていないと、うまくシュートが
打てなくなったり、ボールがロボットにはさまったりしてしまいます。
(上の写真はノーマル幅用)
ノーマル幅・・・スリット2つ分切り取り(説明書通り)
幅広(中) ・・・スリット1つ分切り取り
幅広(大) ・・・切り取り無し。そのままの幅で使おう。
まず、ループシュートを打つためのキックプレートを作ってみましょう。
キックプレートの下の部分だけを残します。横から見るとL字に見えます。
このキックプレートを取付けた時のシュートの軌道は下の絵のようになります。
シュートの軌道「バネのキック力UPなしの場合」
バネのキック力UPなしの場合、ちょうどロボット一台分を飛び越えるような
シュートが打てます。キーパーとの1対1の場面にとても有効です。
ゴールに近すぎると、ゴールの上に飛んで行ってしまうので、注意しましょう。
シュートの軌道「バネのキック力UPありの場合」
バネのキック力UPありの場合、超ロングシュートが狙えます。
ただ、相手ゴールの近くでは、飛びすぎてしまってゴールに入りません。
相手ゴールから遠いポジション、キーパー役のロボットにオススメです。
ループシュート用キックプレートでは浮きすぎてしまって、
近~中距離でシュートを打つと、ことごとくゴールの上に行ってしまいます。
近~中距離でシュートが決まるミドルシュート用キックプレートを
作ってみましょう!!ループシュート用キックプレートを加工して、
ミドルシュート用キックプレートを作ります。
L字の下側を少しずつ短くして、シュートの浮きを調整しよう!!
このキックプレートを取付けた時のシュートの軌道は下の絵のようになります。
シュートの軌道「バネのキック力UPなしの場合」
下側の出っ張りを少しずつ短くしながら、ボールの浮き具合を調整しよう!!
自分のロボットにぴったりなキックプレートを作ってみよう!!
注意!!:L字の下側の出っ張りを短くすると、キックプレートの正面がボールに
当たるようになります。正面がギザギザしていると、ボールがうまく
転がらず、ドリブル出来なくなってしまいます!!
カッターや、やすりを使って、正面の面をキレイにしよう!!
穴あきタイプのキックプレートについて紹介します。
キックプレートに穴を開けて軽量化することによって、キック力がUPします。
ただ、その穴の開け方には注意が必要です!!
下の写真の大きく穴の開いたタイプのキックプレート・・・
超高難易度です!!
穴あきタイプのキックプレートでは主流ですが、
試合中、不具合が一番多いです!!
真ん中に大きく穴をあけることによる大幅な軽量化と、穴の下側ですくいあげる
形状で、浮き球を打つことができます。
この形状のキックプレートを使う場合は、2つのことに注意してください!!
注意①:キックプレートの穴の上側部分がボールに乗ってしまい、
ドリブル出来なくなります!!
ボールに乗り上げないか、しっかり確認してください。
※:プラザで使用しているボールは、使い古されているため
少し小さくなっています。大会で使うボールは新しいので、
プラザのボールよりも少し大きいです。
プラザのボールで大丈夫でも、大会のボールだと不具合がでることがあります!!
注意②:周りの枠が細いと、試合中に壊れたりボールがはさまったりします。
下の写真のように、キックプレートの裏に支えをつけるなど、
対策が必要です。
他のロボットに押されても、ユニバーサルプレートがキックプレートを
支えているのでキックプレートが動きません。この支えがあることにより、
ボールや他のロボットがはさまりにくくなります。
(穴あきタイプキックプレート以外でも有効です。)
キック機構豆知識
①:キック力が強いほどシュートが浮きます。キック力とキックプレートを
セットで調整しないと、理想のシュート軌道にはならないので
注意してください。
シュートが浮きすぎる場合は、キック力を弱くするのも一つの方法です。
②:キックプレートが軽いほどキック力が上がり、速いシュートが打てます。
③:シュートの速さはロボットの速さも影響します。
ロボットが走りながらシュートを打った方が、
止まった状態で打つよりもシュートが速くなります。
④:同じキックプレートでも、取り付けるロボットによってシュートの
軌道が変わります。キック力やロボットの速さ以外にも、
ロボットの前後のガタツキの違いや、キック機構の高さなどによって
シュートの軌道が変わるので、キックプレートの調整は
実際に取り付けるロボットで行うことが大事です。
⑤:シュートの軌道はボールによっても影響します。
大会ではへこみの少ない新しいボールを使うので、
キックプレートの調整をする際は、へこみの少ない新しいボールで
行いましょう。
⑥:ロボットが真っすぐ走っている時よりも、曲がりながら打った方が
ボールが浮きます。特に急旋回時、キックプレートにほとんど出っ張りが
なかったとしても、浮き球を打つことができます。
(急旋回によりボールが浮いた状態になるためだと思われます。)
<参考>下の写真のキックプレートはほとんど出っ張りがありませんが、
旋回しながらならば浮き球のミドルシュートが打てます!!
自分のプレイスタイルに合わせて、キックプレートを加工してみよう!!